(25)『“健康住宅”のウソ・ホント』 ~第3章 24 時間換気でもランニングコスト・電気量は大幅減~(P114~117)

当社代表取締役 杉山義博の「家づくりの想い」が1冊の本となり、2018年7月に幻冬舎より発売されました。その中身を少しずつご紹介させていただきます。(amazonからもお求めいただけます)
マッハシステムは、家庭用エアコン1台という小さなエネルギーで家中の空調を行っています。これは、住宅の「器」の性能向上を前提にしています。
そのため24時間空調にもかかわらず、エアコンを複数の部屋で使うシステムよりエアコン1台ということで冷暖房費をずっと安くおさえることができます。
参考までに、多くのお客様の家が、45坪程度の家なら年間を通じておよそ月額6000円前後の冷暖房費に抑えられています。
エアコンは起動時に、連続運転中よりも大きな電力を消費します。節電を考えて運転スイッチをつけたり消したりすると、かえって多くの電気を消費してしまうので、24時間連続運転のほうが節電効果が高いのです。
マッハシステムの場合、夏冬の冷暖房が欠かせない時期にはエアコンを連続運転させることで起動電力のコストを考えずに済むのも大きなメリットです。
これらのことを可能にしているのは、外の寒さや暑さに影響されにくく、室内の快適な空気が外に逃げない高気密・高断熱の技術です。これにより、省エネ性も最大限に発揮できます。従来の全館空調住宅とは異なり、イニシャルコストもランニングコストも低く、メンテナンスも容易です。
また、次のような省エネを意識しながら生活することで、さらなるコストの削減になります。
・冷房時に扇風機を運転することで人の体感温度を下げ、少し高湿でも涼しく感じる
・エアコンは24時間連続運転にして、こまめにスイッチを切らない•冷えすぎ、暖めすぎにならない温度調節を心がける(1 ℃低め・高めの設定で約10%の節電効果がある)
・エアコン室外機の周りにものを置かない(吸い込み口・吹き出し口近くに障害物があると、冷房効果が弱まって電気の無駄になる)。また、雑草や枯れ葉などが落ちてないか確認する
私の会社の体感モデルハウス「ソラーナ」にはセンサーが設置されており、ホームページを通じて現在の室温や湿度、外気温との比較、1日の電気代などの実測データを24時間リアルタイムで見ることができます。全国各地の状況も見ることができますので、さまざまな同様のシステムと比較してみてはいかがでしょうか。