設計のワンポイントアドバイス ~スイッチ~
コロナの影響により、おうち時間が増えた人も多いのではないでしょうか。家で過ごす時間が長くなると、今まで気にならなかったものまで気になることも。今号では、毎日必ず使う「スイッチ」についてご紹介したいと思います。
照明器具を点けたり消したりする以外に、様々な機能のあるスイッチがあります。その中で、4つのスイッチをご紹介したいと思います。
まず1つ目は「調光スイッチ」です。技術が進歩し、省エネ性に優れたLED照明でも調光ができるものが出てきました。調光スイッチにはダイヤル式とタッチパネル式があり、シーンに合わせて明るさを調節することができます。また、照明器具によっては光の色も変えることができます。光の色を変えることで、明るさを変えるだけでなく、時間に合った光をつくることができます。昼間は色温度の高い青白い光で集中力を高め、夕方からは色温度の低いオレンジ系の光でリラックス効果をもたらします。
2つ目は「一括OFF発信器」です。玄関や寝室から、専用の[タッチ]スイッチ(リンクモデル)(受信器)に接続した照明器具を一括で消すことができます。また、照明器具20回路分のスイッチ設定が可能です。つい消し忘れがちな照明器具にこの機能を付加しておけば、一括操作により、消し忘れを防止します。
3つ目は「あけたらタイマ」です。スイッチのハンドルを開けてタイマーを設定すれば、設定した時刻に照明器具が自動点灯・消灯します。留守時に在宅を装うことができ、簡易防犯対策としても効果的です。
4つ目は「あけたらコンセント」です。スイッチのハンドルを開けると、コンセントが中に組み込まれています。コンセントを一時的に使用したい場所にお勧めです。掃除機の電源として使用する場合には、腰をかがめなくてもコンセントの抜き差しができるので、とても便利です。
スイッチ一つとっても、このように様々な機能があります。場所や暮らしに応じて、スイッチを使い分けてみるのも良いですね。また、リフォームでも対応できますので、気になるものがありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
※今回ご紹介したスイッチはすべてPanasonic製となります。
(マルシチホーム家づくり通信「concierge 2021年 春号」掲載)