春はシロアリに注意!
公益社団法人日本シロアリ対策協会(白対協)は4月6日を「シロアリの日」と呼んでいます。全国で数百社の業者が参画する日本で一番大きな団体です。
シロアリ被害を最小限にくい止めるためには、住まい手の皆さまに日頃から関心を持っていただくことが大切です。では、シロアリにはどんな種類と特徴があり、どんな現象に注意していただくことが予防につながるのでしょうか。
日本で生息するシロアリは約20種類ですが、主に建物に被害を与えるのはイエシロアリとヤマトシロアリで、地域によってはアメリカカンザイシロアリや沖縄方面ではダイコクシロアリが見られることがあります。中でも、イエシロアリは北海道の北部を除き、日本全土に分布しています。通常、加害場所が巣を兼ねており、適当な生活場所とエサを求めて集団で移動し、湿った木材や土中で生活しています。建物では、土台や床束、大引き、根太など、主に床下を加害します。4月から5月にかけて、羽アリとなり姿を見せます。また、イエシロアリは神奈川県以西の海岸に沿った温暖な地中に生活し、建物や土中に塊状の大きな巣をつくり、大きいものになると数百万匹も生息していることがあります。被害は激烈で建物全体に及びます。6月から7月にかけて羽アリとなります。
疑わしい現象としては、建物の内外部に露出している柱や木材が触るとやわらかくボロボロと剥がれる・羽アリが出た・庭の朽木や廃材にシロアリがいた・近所でシロアリ駆除工事をしていた・床下がカビ臭い・歩くとブワブワするなどです。
誰でも簡単に確かめられるシロアリ発見法があれば良いのですが、疑わしい時は弊社までご一報ください。