忘れがちな住まいのお手入れ ~第1種換気システム~
住まいの性能・品質、キレイな状態を長持ちさせるには、日頃のお掃除や必要に応じたセルフメンテナンスが欠かせません。マルシチの家に、末永く、安全、安心、快適にお住まいいただきたい。そんな想いを込めて、年次点検で気が付くことの多い忘れがちな住まいのお手入れ箇所、そして直接ご質問をいただくことの多いお手入れ箇所についてご紹介いたします。
第一種換気システム
「マルシチの家」では、熱交換型の第1種換気システムを標準採用しています。
これは給気・排気共に機械で行なう方式で、確実に家の隅々まで計画的な換気ができます。また同時に、ダーティーゾーン(トイレ・洗面所など)から生じる汚れた空気を外へ捨てる際に、その熱を回収・交換して、室外から取り入れる冷たい(暑い)空気をなるべく室内の温度に近づけて取り込むことができます。
この熱を回収・交換してくれる重要な部分を「熱交換素子」と言います。この部分がホコリで目詰まりすると十分な外気を取り入れられず、騒音や故障の原因となりますので、年に1〜2回は熱交換素子ユニットとフィルターをお掃除して下さい。
まず換気システムの運転スイッチを切り、専用ブレーカーをオフにして下さい。その後、熱交換器の点検口を取り、熱交換素子ユニットとフィルターを手前に引き出し、掃除機で表面のホコリを吸い取っ
て下さい。ただし、素子を傷つけないために、ハケ付きのノズルを使い、軽く当てて掃除をして下さい。また、紙製の熱交換素子ユニットは絶対に水洗いはしないで下さい。フィルターの汚れがひどい場合には、台所用中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸して押し洗いして下さい。その後、十分に自然乾燥をさせてから取り付けて下さい。(住まいの場所やお手入れ状況によっても変わってきますが、10年を目安に熱交換素子ユニットを新しいものに取り替えていただくことがお勧めです)
【フィルター】※水洗い可
【熱交換素子ユニット】※水洗い不可