太陽の熱を上手に使ってエコに住む家(NEDO事業)
体感モデルハウス「solana~ソラーナ~」は、太陽の熱を上手に使ってエコに住むことをコンセプトとし、NEDO事業「太陽熱エネルギー活用型住宅の技術開発」の実証住宅でもあります。このモデルハウスとほぼ同様の建物が、北海道から九州までの全国6ヶ所で建てられ、システムの有効性の検証するため温度・湿度のデータ計測を同時に行ないます。
太陽熱の有効的な使い方
自然の力を利用した「パッシブソーラー」と太陽熱温水パネルによる「アクティブソーラー」の2種類の太陽熱を活用して消費エネルギーの削減を目指したシステムを採用しています。(マッハソーラーシステム=太陽熱を最大限に活用した次世代全館空調 マッハシステム)
<マッハソーラーシステムの概要>
パッシブソーラーとは?
冬の太陽の熱を室内に取り入れる(ダイレクトゲイン)ことで、暖房のエネルギーを削減します。通常はダイレクトゲインのある室内のみが暖かくなりますが、次世代全館空調マッハシステムにより家の隅々まで暖かい空気を行き届かせる事が出来ます。
また、サンルーム(ダブルスキン)により温室空間を作り、その暖かい空気を強制的に空調ユニットに運ぶことでエアコンの使用を控える事が可能となります。夏はエアコン一台で家中快適な温度を保ち冷房費用を削減します。また、サンルームは窓を開放する事でバルコニーとして利用します。
アクティブソーラーとは?
集熱パネルを用い太陽の熱でお湯を沸かすことで給湯のエネルギーを削減します。
冬でも晴天日であれば電気・ガスを使用せずに必要な量のお湯を貯める事ができます。天気の悪い日が続いたり、お湯が足りない場合は補助熱源でお湯を沸かします。また、太陽の熱で沸かしたお湯を暖房にも活用します。空調ユニットに設置したファンコイルユニットと貯湯タンクを繋ぎ、空調ユニット内の空気を暖め、暖房エネルギーの削減を行います。