リフォームとリノベーションのメリット&デメリット
マイナス状態だった住まいを新築当時のゼロの状態にもっていくリフォーム、機能性やデザインなど様々な場面においてプラスアルファの価値を高めるリノベーション。どちらが良くて、どちらが劣っているとは一概に言えませんが、簡単にそのメリットとデメリットをまとめました。
≪住まいのリフォーム≫
メリット
①部分的な工事となり、工事費用を抑えられる
②工事範囲が限定的なので、短期間に工事を終えられる
③新築時の状態に近づけることを目的としているため、完成後の住まいをイメージしやすい
デメリット
①汚れてしまったクロスの貼替えなどの表層的な修繕や、壊れてしまった機器の入替えなどがメインのため、住まい方に対応する間取りの変化などの機能改善は行われない。
②部分改修となるため、住まい全体の耐震補強や、配管類・構造体など建物内部の劣化状態を確認することはできない
例)外壁の塗り替え
Before
After
≪住まいのリノベーション≫
メリット
①新築よりも費用を抑えられる
②スケルトン状態から自由に設計できるので、生活スタイルに合わせた間取りを実現できる
③内装デザインなど細部までこだわることができる
④断熱・気密性能を上げ、省エネで且つ住み心地も向上できる
⑤スケルトン状態にしてから工事を行うため、耐震補強や構造体などに劣化が認められれば補修できる
デメリット
①解体したら配管類・構造体が劣化していたなど、想定外の補修費用が発生する可能性がある
②解体工事も含め、工事が大規模・広範囲にわたるため、工事期間が長くなる
③リフォームに比較すると、工事が大規模・広範囲となり、工事費用が高くなる
④構造によっては、柱や壁の位置を変えることができないなど、新築に比べ、間取りに一定の制約を受ける
例)フルリノベーション
Before
工事中(スケルトン状態にし、新築と同様の工事を行います)
After