マルシチの家 ~加湿器の選び方と設置場所~
冬の空気は乾燥しています。
よく高気密・高断熱住宅では、冬場の過乾燥が問題として取り上げられます。そのため丸七ホームでは、24時間換気の仕様を、温度のみを交換する顕熱交換型ではなく、湿度も一緒に交換できる全熱交換型を採用しています。しかし、家族全員が室内にいることを想定して換気量を決めているため、在宅者が少ない時は室内での水蒸気の発生量が少なくなり、加湿器を併用する必要性が出てきます。
マルシチの家では、快適な湿度環境を得られるよう、気化式(送風式)の加湿器を推奨しています。加湿機には色々なタイプがありますが、ヒーター式・ハイブリット式は消費電力が大きくなるのでお勧めできません。40~50坪程度の住まいの場合、加湿器は水タンクが大きく湿度調節機能付きのもので、加湿量は中運転時に一時間当たり1,000ml程度の物を選んでください。また、空調ユニット近くの廊下など部屋から戻る空気の多くが通る場所に置く事で、効率よく家中に加湿された空気が循環します。タンク容量にもよりますが一日に2回給水が必要となりますので、給水しやすい場所に加湿器を設置される事をおすすめします。
湿度は35%~60%程度が最適です。30%以下や65%以上になると建物や人にとってあまり好ましくありません。湿度が35%以上にならない場合は、加湿器をもう1台、追加設置してください。ただし、個人差によって快適さは異なりますので必要に応じて調節してください。
MaHAtシステムの推奨加湿器について
パナソニック製 FE-KXF15(ナノイー付)で、建物の大きさによって1~2台程度必要です。こちらの加湿器とMaHAtシステムにより各室を適正な湿度にコントロールします。