カビが気になる梅雨。空気の質に要注意です!
食事よりもたくさん食べているもの。それは「空気」。人が生きているだけで、何もしなくてもお部屋の空気は汚れていきます。空気の質にこだわって、健康で快適な暮らしを(*^-^*)
食事よりもたくさん食べている空気
人が身体に取り込む室内空気の量は、食べ物や飲み物の6倍以上。外気など、室内以外の空気も入れると、なんと9倍以上にもなります。それだけに、身体への影響も気になります。
また、花粉や黄砂、化学物質などによる大気汚染の問題も多く聞かれるようになってきました。このような外の空気の汚れについて気にされる方も多いと思います。しかし、外気を入れずに室内で過ごしている時でさえも、人は1度の呼吸で約500mlの空気を消費し、二酸化炭素や湿気、臭いなどを排出しています。何もせず、じっとしているだけでも室内の空気は汚れていくのです。
室内空気質のことを考えない、住まいの高気密化は危険!!
人の呼吸以外でも、室内空気を汚す原因はたくさん。高気密住宅は、外部の影響を受けにくく、内部の熱を外に逃がしにくい省エネ性に優れている半面で、きちんと換気がなされなければ、汚れた空気がたまりやすい構造であるため注意が必要です。
【室内空気を汚す原因の例】
・調理で発生する一酸化炭素や煙、臭い
・湿気で生じるカビ類
・ペットの臭いや抜け毛、ダニなど
・建材や家具などから出る接着剤など揮発性化学物質
※最近では、ホルムアルデヒドの発生が少ないF☆☆☆☆製品の採用がほとんどです
・外から入ってくる花粉、黄砂、化学物質やホコリなど
空気の質を構成する4つの要素
住まいの空気で考えたいのは、汚れだけではありません。室内温度や湿度、空気の流れ(気流)も健康や快適性に影響を及ぼします。室内の空気の質を決定するのは、下の4つの要素です。
・温度
・湿度
・清浄度
・気流
この4つの要素をバランスよく調節することで、快適な室内空気環境が実現します。逆に、4つのうちのどれかが悪化したり、バランスが崩れてしまうと、二酸化炭素濃度が高まってしまったり、アレルギーの原因になる物質がたまったり、カビやダニなどが発生し、家族の健康と住まいの耐久性にも悪影響を及ぼす恐れがあります。
子供のいる家庭は特に注意が必要です!
子供は大人よりも身体が小さいので、呼吸の量も、吸う空気の量も少ないと思っていませんか?実は子供が摂取する空気の量は、体重1kgあたりで比較すると、大人の約2倍。つまり、子供は大人の約2倍の空気を吸っているのです。
しかも、汚れた空気は一般的に低いところに溜まりやすいため、低い位置で空気を吸っている子供への影響が気になります。そのため、お子様がいるご家庭では特に「空気の質」に配慮する必要があるのです。
上手な換気で、家族と住まいの健康を!
空気の質を良い状態に保つには、ではどうすれば良いのでしょうか?
答えは「計画的な24時間換気」です。機械を用いて、家全体の空気を24時間、常に一定量入れ替えるため、室内空気の質が良好な状態に保たれます。
もちろん、急に空気が汚れる場合には24時間換気だけでは不十分なことがあります。その時は、局所換気の出番です。例えば、調理でにおいや水蒸気が一気に発生した際には、強い力で特定の場所の空気を入れ替えるレンジフードを使用します。(お風呂やトイレなども同様です)24時間換気と局所換気を上手に組み合わせ、家全体の換気を考えていくことが大切です。
また、外部の空気の汚れを室内に取り込まない工夫も大切です。外気の取り入れ口にフィルターを設置することで、花粉や排気ガスなどの化学物質の侵入が抑えられます。「熱交換換気」を採用すれば、室内の温度が失われにくいため、省エネ効果も高まります。
温度・湿度の管理も大切です
住まいの劣化の原因となる結露やカビなども、適切な換気をすることで、その発生を抑えることができます。室内にこもった熱や湿気を換気で追い出し、適度な通気を確保します。
また、冬の過乾燥による風邪の予防には適度な加湿も必要です。温度と湿度を交換する「全熱交換形」の換気なら、少ないエネルギーで室内の温度と湿度を快適に保ちます。
また、換気、空気浄化に加え、温度・湿度も調整できる次世代型全館空調「MaHAtシステム」であれば、床下から小屋裏までの家全体の空気の質を良好に保ち、家も人も健康な空間を実現できます。
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デザインも間取りも、家づくりの大切な要素の1つ。でも、それ以上に家族が元気に健康で過ごせることが大切だと私たちは考えています。
家族がきれいな空気に包まれて生活でき、デザインにもこだわった住まいづくりをしませんか?