エアー断震体感日記 ~お客様の声 2024.5.26更新~
空気の力で地震から家を守る「AIR断震の家」にお住まいのK様より、地震時の作動状況や月1回の試験運転の様子をお知らせいただきましたので、ご紹介したいと思います。
2014年12月4日 「AIR断震初浮上」
昨日の地震で家が浮きました。震源地が美濃東部と自宅からも近く、また震度2だったので、本震後1秒くらいで空気が出ました。現在、コンプレッサー作動中です。
2015年4月5日 「AIR断震テスト①」
今日は毎月1回のテスト運転の日。
また、同じ日にMaHAtシステムのフィルター掃除とキッチン排水管洗浄をセットにして行うようにしています。
いつも私がAIR断震のテストボタンを押しますが、今日は家内に押させました。
ボタンを押すと「ドン、ミシ」と家が一瞬、地震の初めのように縦に動きます。その後、しばらく床から足に浮遊感が伝わります。テストボタンを自分で押していた時には、そちらに意識が集中するのか、今までそれが分かりませんでした。
順次、テストランプが消灯し、浮上したことを示す緑のランプが点滅します。その後、リセットボタンでそれを消します。そして家の浮上と同時に、コンプレッサーが空気を補充する運転音がします。
システムが正常に作動していることが確認でき、安心できます。
2015年5月3日 「AIR断震テスト②」
今日のテスト運転は、外からその浮上状況を見ることにしました。
テスト開始後、明らかに家が浮上し、1.5㎝ほどの隙間が確認できました。「ヒュー」という軽い音と「パンパンパン」という音がしていました。外からAIR断震を見ていたただくデモンストレーションもできそうです。
我が家では、原則として月1回のテスト運転を日曜日の11時から行っています。今日は14時から。
毎回すごいと感動し、安心を感じています。
2015年7月12日 「AIR断震テスト③」
本日、AIR断震のテスト運転を行いました。
赤のテストスイッチを押すだけなので、とても簡単です。今回は家内にボタンを押させ、私は2階にいましたが、2階ではその動きをほとんど感じられませんでした。
2015年11月23日 「AIR断震テスト④」
月1回のテスト運転を本日実施しました。
今日は、私がベランダで観察。
「シュー」という音の次に、ジェット機が飛ぶような音が数秒、その後、音がふっと消え、家が浮上しました。隣家のサイディングの横線とベランダ手すりの笠木の高さを比較しながら見ていましたが、1.3㎝くらい浮上し、それが戻るのが分かりました。
エアー断震の作動状況を見ていただくには、これがよく分かると思いました。
2016年4月25日 「AIR断震浮上」
午前10時に愛知県東部で小さな地震がありました。
家内が家にいて、家がドン!と浮いたことで地震に気付きました。
震度は1でしたが、本震で浮いたと思われます。
実は前日に月1回の浮上試験をしたばかりで「試験をしなくてもよかったね」という冗談。
確実に、本当の地震でも動きます。また、いつでも試験運転できるのは安心です。
今回の熊本のように、何度も揺れるような時も、多分、バッテリーと太陽光発電で、何とかなるのではと思っています。
他の免震システムではロックが外れてベアリングやテフロンで家が滑りますが、何度も地震がきたら、ロックが外れた状態が続くので、家が風で動くのではないかとも思います。
エア-断震では、終われば再び着地するので、その点は安定しています。
2016年7月3日 「またやってしまった!」
最近2件。
厚手の陶器のコーヒーカップを、食器洗い器から出して、食器棚へ運ぶ時、落としました。
どんと鈍い音がして、シュー!と装置が働きました。柄が折れました。
そして、コンプレッサーのブーという音が続きます。
今朝は、ごはんのしゃもじを入れるプラスチックケースの蓋をコン!と落としました。
軽いんですが、シュー!
これは、いつものボタンを押すテストでなく、本番と同じことが起こる本番テストにもなっています。ポジティブに考えれば。
本番テストができるシステムは、AIR断震しかないですね。
センサーが敏感とも言えますが。
2017年6月25日「震度2の地震発生」
本日、午前7時2分に震度5強の地震が発生しました。震源地は、長野県南部でM5.7。愛知県西部では、震度3、春日井市では震度2でした。
実際の地震で家が浮いたのは、今回で2回目となります。
寝室で、スマホが防災速報の着信を告げました。防災速報の数秒後…
家内: 地震!
初期微動でした。浮くかな?と思っていたところ、本震に入った瞬間、「シュー」という音が聞こえました。
私 : 浮いた!
1・2秒で初期微動程度から揺れは収まりました。
家内: 浮くから、地震大きいんだよね。
私 : うん。
家内: 今月の(AIR断震システムの)テストができて、ちょうど良かったね。
私 : 最近行う予定だったけど、伸びていたのでちょうど良かった。
2017年9月29日「センサーの移動」
本日、センサーの位置を移動してもらいました。
以前は冷蔵庫近くの基礎の上に設置しており、物を落とすと家が浮いてしまうことがあるので、もう少し、物を落としても影響の無い所へと考えました。
センサーは、13cm×8cm×5㎝ほどの金属の箱で、床下の基礎にそのまま置いてありました。
それを、階段の下に1.2m程移動しました。コードの余裕はありました。
最初に箱を持ち上げただけで、センサーは作動し、家が浮上しました。テストでなく、本番同様、多量の空気が放出されたはずです。浮上も、大きく感じました。箱を動かす度に、センサーが作動しました。計4~5回浮上が起こり、タンク内の空気がほぼゼロになりました。
途中でブザーが鳴り、AIR異常表示が点灯しました。タンクのエアー圧が一定以上に下がると鳴るもので、今回は、このテストもできました。
その後、すぐにコンプレッサーが働き、空気を充填しています。今回は、満タンになるまでに3時間かかりました。
エアー断震システムは、バッテリーで動くため、電源スイッチは見当たりませんでした。空気を送るコンプレッサーへの電源コードはあるのですが。
【外部に設置されたエアータンク】※手前は雨水タンクとエアコン室外機
2017年10月9日「センサーの移動②」
センサーを移動させてコンプレッサーが止まった時、タンクの空気量表示が2目盛り残して止まりました。
いつも、浮上テストの時は満タンで止まります。
おかしいと思い、メーカーに電話しました。
1.2つのリセットボタンを同時に押してください → 変化なし
2.タイマーのランプは点いていますか? → はい
3.コンプレッサーの赤いリセットボタンを押してください
床下のスノコを上げてみたら、コンプレッサーは防音のためステンレスでつくられた箱の中でした。ボタンが押せません。
日を改めて、マルシチの長谷川さんに蓋のネジを外してもらいました。
ステンレスの箱は後でつけたものでしたが、ネジが強くしまっていること、箱の周囲が狭いため、4つのネジを外すのに30分近くかかりました。
教訓は、コンプレッサーの箱の周囲は広いほうが良い。床下配管は、床下点検の動線を考慮して配置したほうがよい。
赤いボタンとは、サーマルプロテクタの解除ボタンです。これを押すと、すぐにコンプレッサーが作動しました。
ステンレスの蓋をすると、音はくぐもるように、高音がカットされることがわかりました。ネジは外したままで、蓋は載せるだけとしました。
2018年2月22日「CBCテレビの取材を受けました」
CBCテレビ、イッポウスペシャル「防災列島」の取材を受けました。
すごい家 宙に浮く家というキャッチから始まりました。
小川アナウンサーとディレクター、そしてカメラマン2名が来られました。昨年同番組に出られた免震マンションに住む主婦の方(プチ・プレッパーの防災ブログ著者)と杉山専務が見学。合計6人の来客でした。
AIR断震については外の雨水タンク、フレキシブル配管、雨樋が地面と接してないこと、玄関スロープの可動式ブリッジ、食器棚が鎖で固定してないこと、階段下収納のコントロールパネル、浮上テストの実演を行ないました。
地震対策として、本棚が作り付けで、3階小屋裏に作ってあること、玄関クロークの椅子の中に防災グッズが入れてあること、飲料水や、保存食をお見せしました。
防災意識をテーマとしていろいろ聞かれました。
住居の土地選定に、南極の氷が全部溶けても水没しない標高であること。AIR断震が登場した時、テレビで見ての記憶。この時は、それは「夢」にしか過ぎませんでした。新築を考えてからの一条工務店の免震システムの体験。建物が無事でも、家具が動いたり、散乱することがないことの重要性。実際に住んでみてからはAIR断震がいつでもテストできることと、実際の地震の時の安心感などをお話しました。
浮上テストでは、すぐに空気量の目盛りが下がるかと思っていましたが、しばらく目盛りが下がるまで時間がかかりました。多分、空気で隙間ができ、その後、浮上と共に空気がゆっくりタンクから出されるためだと思います。
足での浮遊感の感触、浮上時の外で見た基礎の動きなどを経験していただきました。浮上時、基礎の下のスカート部分の下で、パネルが全周で下がり、空気を保つ巧妙な仕組み、見えない部分の説明をしました。浮上は10秒ほどかと思うのですが、初めての体感だからか、浮上実験が終わった後も、船に乗った後のような、ふわふわした感覚が残っていると、小川さんもカメラマンも話していました。
最後に、私にとって、AIR断震システムを一言で言うと、「夢の実現」です、とお答えしました。
雑談の中で、防災という観点で言うと、完全外断熱の温度差のなさも命と健康のための防災と言えるし、そもそも新築のきっかけとなったタバコの受動喫煙を避けるための空調システムとして期待したマッハシステムも防災と言えます。
AIR断震システムは、丸七ホームがライセンスを受けていただけたので実現できたものです。
現時点で、丸七ホームは防災のための最高のシステムを併せ持った会社だと、改めて思いました。感謝。
2018年4月14日「地震発生」
今日は愛知県で3回、地震がありました。
震源地は愛知県西部、三河でした。
今日は筆者は不在で、家人の証言です。
最大震度3・2・4でしたが、そのうち、最後の最大震度4の地震で浮上しました。
突然作動したので、何か、物を落としたかと思ったそうです。
当地の震度は1でしたが。
2018年6月18日「大阪で震度6弱の地震発生」
7:58 出勤の直前でした。
ドンというショックと、シュー、ゴーとエアの響き。
「何?浮いた。地震だね。」
あとは何も感じません。平穏。
テレビを見ると、大阪で震度6弱。
昨日帰ってきていた娘が起きてきて「家にいてよかった」と。
この辺りは震度2の揺れだったそうですが、今回は初期微動も分からず、いつもの浮上テストより、最初の「ドン」が強く感じた程度でした。
最初の揺れで瞬時に反応する立ち上がりの速さを頼もしいと感じました。
2018年10月7日「長野で震度4の地震発生」
トイレで精神集中、リラックスしていました。
ゆっくり振動が始まり、地震だ!
まだ浮かない、浮くかな、と思ったら、揺れが強まり始め、その瞬間にシューゴーが始まり、浮き始めました。
この間、1秒ぐらい?
トイレ中断し、テレビへ。
1分ほどして情報が流れました。
震度4 長野県南部(最初のテロップ)
当地春日井は震度3。
震源地は愛知県東部。深さ40km マグニチュード5.1
そういえば、娘が10/3の夕方に地震雲を見たと言っていましたが。
2019年10月20日「岐阜で震度1の地震発生」
日曜の朝。いきなりの強い揺れで 目が覚めました。これは浮く、と思ったら浮いて、静かになりました。
今の、大きかったね。と会話。体感では震度3~4。鋭く強い揺れでした。大きな揺れではなかった。
時計を見たら7時12分、いつもは6時半起きなので、一瞬寝坊したと思いましたが、今日は日曜だったと気づきました。
家内はテレビを見に行きましたが、放送はされず、私はスマフォで確認。
震源地 岐阜県美濃東部 最大震度1 マグニチュード2.8 深さ10km
岐阜県と愛知県の県境で震源が非常に近かったので、初期微動はなく、いきなり本震で、揺れも強かったのだと思います。
揺れから浮上で、一瞬で劇的に揺れが止まるのが印象的でした。遮断という表現がぴったりで、まさしく断震を実感。
2020年9月27日「静岡県西部で震度4の地震」
当地は震度2
ちょうど2時間前に毎月の浮上テストをしたばかりで、コンプレッサーが空気補充中でした。テストのたびに10目盛り中、3目盛ぐらいの空気がなくなります。
あと3回程度の余裕を持っていました。
今回は、揺れが来て0.5秒程度で浮上しました。
揺れが続いて、こちらが不安が起こる前に、浮上して、「浮いた!」揺れが止まるタイミングです。
その後にテレビを点けます。
2020年10月19日「震度3の地震が発生」
2020年10月19日3時28分頃 震度3の地震が発生。
震源地は岐阜県美濃中西部 震源の深さは40㎞ 地震の規模はM4.1と推定され、津波の心配はありませんでした。
【震度1】春日井市
この時、私は家族と金沢にいました。
このメールを見て、不在の間に浮上したのではないかと思いました。
帰宅後、確認すると、ランプが点滅していましたので、浮上したことは確実です。
留守でも家を守ってくれるということですね。
今回、一つ問題があって、なぜかエアの補充がされていませんでした。
3時28分の真夜中なので、エア補充は日中に行われるはず。
しかし、現在も減少したままです。
明日も日中、補充されなければ、点検ですね。
2020年10月22日「コンプレッサーが動かない」
エア断震システムは、浮上後、コンプレッサーで空気が補充されます。コンプレッサーの音がするので、空気補充は、日中に行うよう、タイマーを使っています。
タイマーを操作して、タイマーを常時通電しても、コンプレッサーが作動しないので、コンプレッサーの不良と判断しました。
東京の本社に電話して連絡待ち。
30分程で連絡が入りました。
電話指示:コンプレッサーのブレーカーが上がった?ブレーカーはコンプレッサー本体にあり、本体上のリセットボタン押して下さい。
とのこと。
階段下収納の床板と防音フタを外し、リセットボタンを押し、タイマーを常時通電へ。無事始動 。安堵。
ここでタイマーをオートオフにするとコンプレッサーが止まりました。
電話報告して、これはタイマー設定後一旦切れて次の時間で入る設定とのこと。
タイマーが通電状態ではで青ランプが点きます。
2024年5月26日「10年点検」
今年の冬から、ある異変が起こった。
エア断震システムでは、タンクの空気が減ると、自動的にコンプレッサーが働き、空気を補充する。
毎月の浮上テストでは、3~4目盛減るので、即座にコンプレッサーが働き、1時間半ほどで補充される。
空気量は、コントロールパネルに表示されているが、ひと目盛減ると、コンプレッサーが働く。
とても寒い朝は、空気の体積が減るせいか、過去にもコンプレッサーが働いたことはあった。1~2度。
それが今年は、何回か起こり、1回は3目盛減ったことがあった。全く浮上の形跡がないのに。
浮上すると、コントロールパネルのランプが点滅するため、浮上があったことは後でわかる。
気候が暖かくなってきても、まだひと目盛減ることが起きたので、空気漏れを疑い、三誠AIR断震システムへ電話相談した。
そして、本日の点検となった。
それまでに、依頼された電磁弁の写真を用意してメールで送っておいた。
階段下の床下収納の床を外して準備した。
電磁弁は4つあり、コンプレッサーに繋がる水貯水器がある。この辺りが怪しいということで、エア漏れチェック。明らかな漏れはなし。
3目盛事件は、水貯水器へのバルブに、ゴミが引っかかってエア漏れした可能性があるとのこと。
水貯水器が、経験的には怪しいということで、それを交換してもらった。
外してみると、水が溜まっていたが、弁の不良か、流れてなかった可能性があると。
水を洗面で流してみると、溜まった水には細かいゴミはあった。
念の為、外のタンクの接続部や頭部のチェック。
タンクの塗装の劣化がわかった。
浮上テストをしたところ、家周囲で、強く空気が出ているところが3ヵ所あり、スカートを外して、下を掃除。金属の羽根の不良が一部にありそうだった。空気の漏れがあると浮上時間が短くなる。最近、浮上距離が少なくなっている気がしていたのはそのためらしい。浮上が起きれば、静止摩擦が、同摩擦に変わることは問題なく起きるので、修理は今後の課題とした。
ちょうど、家の新築から10年になり、10年点検をしてもらったことになる。
>>エアー断震の詳細については、こちらのページでご案内しております