『子供室』の考え方
LDKと水周り以外でどの程度の広さのお部屋が幾つ必要かをお伺いした際に、大半の方が必要とされる部屋の1つが『子供室』。
建築時点で子供室が必要な場合は、お子様が内装やカーテンなども自分の好みで選ばれることもありますが、まだお子様が幼かったり、その先の家族計画を思案中の場合はどうしましょう?
2階建ての住まいなら、子供室を2階に配置するのが大半ですが、ご要望としてよくお伺いするのは、
「将来間仕切りできるように考えた、大きい部屋にしておいてください。」
「明るい部屋にしてください。」
「クローゼットを付けてください。」など。
ちょっと視点を変えて、夫婦の寝室×1室、子供室×〇室ではなく、お子様の成長に合わせて5年サイクルぐらいで、部屋を移動して使っていくのはいかがでしょうか。
例えば…
1. 将来2室に間仕切れる大きな部屋
・子供が小さいうちは、親子みんなで布団を並べて寝る。(日本の布団って便利ですね)
・子供の衣類もホームセンターにあるようなお手頃価格の衣装ケースをその部屋の隅に並べて整理する(やがて不要になるものばかりですからね)
2.8帖前後の夫婦の寝室
・子供が自室で寝るようになるまでは、納戸として使う。もしくは、パパの書斎とか夫婦の趣味の部屋として使うことも良いでしょう。
・将来、夫婦2人分のベッドが入れられる広さがあれば充分と考えられます。
3. ゆとりを持たせた広い寝室
・子供が小さいうちは子供のベッドも入れて一緒の部屋で寝ることができ、子供が自室で寝るようになれば、パパの書斎スペースとかママの主婦コーナーを設ける。
4. 子供室を予定しているスペースのうち、1室は個室としてつくり、他はホールや廊下に繋がるフリースペースとしておく。
フリースペースの活用法は、
・階段や吹抜を通して、1階から様子が伺えるので子供の遊び場として。
・洗濯物の室内物干しのスペースとして。
・小学低学年のうちは兄弟姉妹共有の学習スペースとして。個室の方は共有の寝室として。
・個室が上のお子様の部屋になったときは、下のお子様専用のスペースとして。
・お子様それぞれに個室が必要になった時には、フリースペースを個室として改装する。そうすれば、改装のタイミングはかなり先で良いことになります。
ライフサイクルを考え、部屋や空間を有効活用した住まい方を実践されてはいかがでしょうか。
●。.*゚・。..。+゚*.。●。.*゚・。.。+゚*.。●
お子様の成長に合わせて可変できる間取りや、お子様と趣味を楽しむ住まいづくりなど、お気軽にスタッフにご相談ください!