香り豊かで温もりある無垢材。そのお手入れ方法は?
マルシチの家は無垢素材を多く使っています。
東濃ひのきの産地、岐阜県白川町が丸七ホームのふるさとであり、ここが出身地の自社大工も多くいます。木についての知識が高い大工が地元の木材を使用して建てる家は非常に薫り高く、住む人に癒しを与えます。また、パインやタモ・ナラなど外国の無垢材もそれぞれの趣があり木の温かみを感じる事が出来ます。
「木は切られても生きている」と良く言われます。
厳密には生きていないのですが、伸び縮みする特性があります。その特性を『生きている』と言い、日頃のお手入れは欠かせません。無垢材の大敵は、何と言っても『水分』です。木材は施工後の狂いを抑えるため含水率15%~20%程度になるまで乾燥させなければなりません。そのため、水に濡れると簡単に染み込んでしまいます。『濡れたら拭き取る』事を心がけてください。
また、汚れは中まで染み込んでいる可能性があるため、ご家庭でシミ抜き等をするとかえって悪化する事があります。当社もしくはクリーニング業者にご依頼下さい。凹みや割れ等については、小さな凹みであれば水分で膨らむ性質を利用し、水を含ませた布をしばらく置いておくと戻る場合があります。(ただし、表面になんらかのコーティングが施してある場合は戻りません)大きな凹みは埋め木もしくはパテで補修します。
無垢材を使用する事はお手入れの手間がかかります。特に杉や桧は柔らかい材質のため傷付きやすいです。しかしながら、無垢材の香りや温もり、風合いは何物にも代えがたい物です。
『傷もシミも我が家の歴史』と思うくらいの余裕を持ちながら、無垢に囲まれた家に住みたいものです。