換気ダクトの汚れ
皆様からよく質問を受けます「マッハシステム空調ダクトの汚れ」についてお伝えします。
マツハシステムに使用していますダクトは下記の3種類あります。
①外気(OA)ダクト(直径150㎜)
※OAは、Outdoor Air, Outside AirまたはOpen Air (外部より取り入れる空気)の略
②給気(SA)ダクト(直径150㎜)
※SAは、Supply Air (供給される空気)の略
③還気(RA)ダクト(直径150㎜・100㎜)
※RAは、Return Air (循環される空気)の略
外気(OA)ダクトは、外の空気を取り入れる所に使います。温度差、湿度に対応できる高断熱高湿ダクト直径150㎜を使用し、専用フィルターボックス(虫取りネット付)を通って熱交換換気(第1種全熱交換型)を経て空調ユニットへ送風します。(OAダクトは一番汚れますので10年~15年に全熱交換換気ユニットを取替える時に一緒に交換します)そして、DCモーター(フィルター付)にて各室へ給気(SA)するダクトには、オリジナル微断熱ダクト直径150㎜を使用しています。各室より空調機への還る還気(RA)ダクトは、還気口にフィルターが付き、直径150㎜と直径100㎜の非断熱ダクトにてRA専用フィルターボックスを通って熱交換器(第1種全熱交換型)へと還り外部に汚れた空気を排出しています。
実は、この還気(RA)ダクトが一番汚れることを皆さんはご存知でしょうか?
下の写真は、換気システムでの還気(RA)ダクトのフィルターが取付ていない場合(上)と取付けている場合(下)の写真です。
≪RAフィルターなし≫
≪RAフィルターあり≫
汚れの原因は、一つのモーターで直径100㎜程のダクトを何ヶ所かに設置するために一ヶ所当たりの還気(RA)排気風量が少なくなり、ダクト内に埃が付着しやすくなるからです。例えば掃除機の吸い込み口に、いっぱいダクトが付いていることと同じで数が増えれば増えるほど各排気量は減ります。
マッハシステムにおいて、環気(RA)ダクトは、各室の空気を臭い等が気になるトイレや洗面、キッチンなどのダーティゾーン(5~6ヶ所)から熱交換器へと還り、計画された量をきちんと排出しています。また、空調ユニットへのリターンにて部屋中の空気を隅々まで確実な換気ができるように工夫されています。そして、還気口(吸込口)にはフィルターが取り付けられていますので月に1回、掃除をすれば安心。しかも、第1種全熱交換器に入る前には専用フィルターボックスが付いていますので、機械内部に入らないように僅かな埃もシャットアウトしています。
皆さんが1番心配されている各室へ空気を送るための給気(SA)ダクトは、外気の空気の汚れや虫を専用フィルターボックスで除去してから全熱交換換気ユニット(フィルター付)を通り、再度フィルター付きの空調ユニット内に入ります。そして、空調ユニット内で室内の空気とミキシングされ、再度フィルター付きの送風機(DCモーター)にて各室に送風されています。
このように各室へ給気するSAダクトは、4ヶ所のフィルターを通り24時間大量の空気を送風していますので、ダクト内に汚れがたまるような心配は殆どありません。更にオプションとしてPM2.5が100%除去できる特殊フィルターも用意していますからジーゼルの粉塵もシャットアウトできます。お気軽にお問い合わせください。
下の写真は、住み始めて14年目を迎える住宅の給気(SA)ダクト内の状況と居間・寝室のCO2測定結果です。
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マルシチの家では、良質な空気の住まいを提供することをモットーにしています。目で見ることが出来ない住まいの空気の大切さをマイホーム計画中の皆さんに認識して頂けたら幸いです。