家づくりに適した木材。その理由とは???
木がこんなに凄いこと知ってましたか・・・?
1. 木の断熱性能は、コンクリートの12倍で、なんと鉄の483倍なんです!
木材とコンクリート、そして鉄と、同じ厚さの異なる材質で、熱伝導率を比較したところ、木材は0.08Kcal/mh℃、コンクリートは0.94Kcal/mh℃、鉄は38.6Kcal/mh℃という結果が出ました。熱伝導率の値が小さいほど、断熱性能が優れている証。木材はコンクリートの約12倍、鉄の約483倍という驚くべき断熱性能を備えているのです。優れた断熱性能は、結露をも防ぐ健康的な住空間をつくり出します。
2. 木とコンクリートはほとんど同じ強度!
木材、コンクリート製でそれぞれ10㎝角の柱を用意し、支えられる強さを比較してみました。すると、コンクリートが7トンに対し、木材は6トンと、ほとんど同じ強度。強度だけを比較すれば、木造の建物でも構造計算に基づいた適切な施工をすれば、充分に強い建物をつくることが可能ということです。五重塔などに見られる高層の木造建築も、木本来の強度を巧みに引き出してつくられているのです。
3. 木材は、軽くて強い!
木材の特徴の1つに、「軽くて強い」ことがあげられます。エゾマツを取り上げてみると、法令で定められた材料強度の値を見ても、エゾマツの数値419はコンクリートの79や鉄筋の382に比べても、最も高いことが分かります。その上、木材は軽いため、他の資材よりも運搬費や施工費、基礎工事費の費用が少なく、簡易な道具や機械で加工が可能。エネルギー消費量も少なく施工できる、エコな材料です。
4. 木は熱にも強いんです!
木は燃えやすいイメージがありますが、マッチを思い出してみてください。あの細いマッチ棒ですら、火をつけてもその軸が燃えてなくなることはありません。住宅に使う太い柱ならば、より火に強いはず。さらに表面が燃えても、中まで火が及ぶには相当時間がかかるため、火災が起きても短時間で家が崩れ落ちにくいのです。また、加熱によりすぐに変形する金属に比べ、木は変形しにくい性質も持っています。
だから、木は家づくりに適しているんだね!
(岐阜県産直住宅協会 「GIFUMOKU倶楽部 Vol.1」掲載記事)