藤井 直樹
丁寧で細かいのが自分の流儀です。
性分なんでしょうか、急かされるのがだめ。掃除でもなんでも丁寧で細かいとよく言われます。僕としてはきれいな仕事がしたいだけなんだけど、人がみるとゆっくりにみえるんじゃないかな(笑)
大工になった当初はこの仕事がいやでねえ。22歳で、一人前の大工と認められるための「建前」をさせてもらったんですが、達成感よりももうやりたくないという気持ちの方が強かったくらいですから(笑)
マルシチの家は細かい作業が多いので面白いですしね。高木棟梁みたいになりたいなというのが僕の目標なんですよ。そうそう、この前、お客様の子どもさんが手紙をくれてね。「かいだんをつくる時がかっこよかった」と書いてありました。ぼくの大切な宝物です。
2018.9.2