空調ダクトの汚れ
皆様からよく質問を受けます「マッハシステム空調ダクトの汚れ」についてお伝えします。
システムに使用するダクトは4種類あります。
①外気(OA)ダクトは、外気の空気を取り入れる所に使います。温度差、湿度に対応できる高断熱高耐湿ダクトφ150を使用し、専用フィルターボックス(虫取りネット+フィルター)を通って空調ユニットへ送風します。(OAダクトは一番汚れますので全熱交換換気ユニットを取替える時に一緒に交換します。)
そして、②DCモーター(送風機)にて各室へ給気(SA)するダクトには、マッハのロゴ入り専用ダクトφ150を使用しています。
②≪ロゴ入り専用ダクト≫
各室より空調機への還り③④(還気RA)ダクトは、還気口にフィルターが付きφ150とφ100の非断熱ダクトにてRAフィルターボックスを通って第1種全熱交換換気ユニットへと還り外部に汚れた空気を排出しています。
この③φ100・④φ150 RA(リターン エアー)還気ダクトが、一番汚れることをご存知でしょうか?
下の写真は、換気システムでの③φ100 RAダクトです。
フィルターが取り付けていない場合(上)と取付けている場合(下)の写真です。
③≪RAフィルターなし≫
③≪RAフィルターあり≫
汚れの原因は、一つのモーターで直径100㎜程のダクトを何ヶ所かに設置するために一ヶ所当たりの還気(RA)排気風量が少なくなり、ダクト内に埃が付着しやすくなるからです。(RAは、どのようなシステムでも同じです。)
マッハシステムにおいて、RA(還気)ダクトは、各室の空気を臭い等が気になるWCや洗面、キッチン(ダーティゾーン)など5~6ヶ所から第1種全熱交換換気システムへ還り、計画された量をきちんと排出しています。また、還気口にはフィルターが取り付けられていますので月に一回、掃除をすれば安心です。
≪お勧めの 市販フィルター≫
≪一か月のフィルターの汚れ≫
さらに第1種全熱交換換気ユニットに入る前には専用のフィルターボックスが付いていますので、機械内へは僅かな埃もシャットアウトしています。
≪専用のフィルターボックス≫
≪HEPAフィルター≫
皆さんが一番心配されている各室へ空気を送るためのSA給気ダクトは、外気の空気の汚れや虫を専用フィルターボックスで除去してから全熱交換換気ユニットを通り、再度フィルター付きの換気ユニット内に入ります。
≪虫取りネット + フィルター≫
そして、空調ユニット内で室内の空気とミキシングされ、再度フィルター付きの送風機(DCモーター)にて各室に送風されています。
このようにSAダクトは、4ヶ所のフィルターを通り24時間大量の空気を各室に送風していますので、ダクト内に汚れがたまるような心配は殆どありません。
更にオプションとしてPM2.5が除去できる特殊フィルターや電気式集塵機も用意していますから微粒子状物質(花粉や粉塵、車の排気ガス等)もシャットアウトできます。
お気軽にお問い合わせください。
≪電気集塵機≫
下の写真は我が家の19年目を迎えるSAダクト内の写真と居間と寝室のCO2濃度の測定結果です。
マルシチの家では、良質な空気の住まいを提供することをモットーにしています。
住まいの空気の大切さをマイホーム計画中の皆さんに認識して頂けたら幸いです。
代表取締役 杉山 義博
2019.9.14