無垢材の魅力
「マルシチの家」と言えば、オール外断熱&全館空調マッハシステムのイメージが強いのではないかと思いますが、同じくらい私たちが重きを置いているのが、日本の気候風土に合った「木の家」だということです。
弊社のルーツは加茂郡白川町にあります。白川町周辺は「東濃ひのき」の名で知られる、日本でも有数の桧の産地であり、林業が盛んな地域です。その地にて、昭和7年に創業した製材所が弊社の発端です。
そのため、設立当初から木にこだわった住まいづくりを行っていました。
時代の流れと共に、温かく暮らしやすい家とするために、住まいに断熱材を施すようになりました。中途半端な断熱が壁体内結露を招き、柱や土台などの木を腐らせ、住宅の寿命を縮めるだけでなく、カビの発生により家族の健康被害を引き起こす、いわゆるシックハウス問題が起きました。
※壁体内結露(内部結露):室内の暖かい空気が壁(断熱材)の内部に侵入し、水蒸気を含むことができる限界の温度を下回った場所で発生します。 この状態が長引くと、柱や土台を腐らせる原因となります。
木が生き生きとした状態を保ち、地震などの災害から家族を守り、家族の健康を守るために、研究・開発を重ねた結果、弊社が行きついたのが、オール外断熱&全館空調マッハシステム採用の住まいです。
少し前置きが長くなってしまいましたが、弊社はそれだけ「木」にこだわりがあります。
それを知ってなのか、知らないでなのか、昨年まで所属していた名古屋青年会議所の友人T君から「(木の)一枚板を安く買えるとこ知りませんか?」と久しぶりに連絡がありました。
数枚ではありますが、社長秘蔵の木曽桧の一枚板があり、それを見に来ることに。
板をいくつか見た中で、気に入る一枚が見つかり、せっかくなので自ら加工してみたいとの申し出!!
板が大きく、手で削るには難しい不陸があったので、結果として製材工場に出して削ることになってしまいましたが、体感モデルハウス横の工場で社長に教えてもらいながら、表面をサンダーで削り、オイルで仕上げました。
桧の一枚板ならではの木目の美しさ、薫りの良さ、年輪にここまで成長するまでの時の流れを感じるなど、、、T君と一緒にこちらまで感動してしまいました。
まだ数枚、社長秘蔵の桧の一枚板が残っていますので、「無垢のカウンターを住まいのどこかに使いたい!」という方がいらっしゃいましたら、お気軽に担当社員までご相談ください。(社長了承済み)
木によって、節の大きさや見え方、木目も様々で面白いですし、何と言っても良い薫り!
きっと住まいの良いアクセントになりますよ♪
専務取締役 杉山 浩子
2021.3.21