換気回数を間違えていませんか?
昨今の新型コロナの影響により、様々な日常生活が脅かされています。
皆様も普段以上に『換気』ということを考える年になっているのではないでしょうか?
マルシチの家で全棟標準装備になっているマッハシステムであれば、意識せずとも
24時間、建物の換気を行っているのですが、
一般の方で良く間違えられるのが、【換気回数】という用語です。
『換気回数 2 回/時』というのは
1時間に2度窓を開けることと誤解されてみえる方もいらっしゃいます。
実は【換気回数】とは1時間に部屋に入る外気量(㎥)を室容積(㎥)で割ったものです。
換気回数は室内の空気の入れ替わりのスピードを表す指標です。
簡単に言ってしまえば、一時間に建物内の空気がどれだけの量入れ替わるかなんですね。
つまり換気回数が大きいほど、汚れた室内の空気を外気で希釈し、速く入れ替えることができま
す。
また、通常の家庭用エアコンやパッケージエアコンは空気を循環させるだけで、
換気を行っていません。
エアコンを ON にしたから大丈夫という訳ではありません。
エアコンだけの部屋では窓を開けての換気や
換気システムが設置されている場合にはそちらの運転を行うことが推奨されます。
空気清浄機に関しては、一般的な空気清浄機では、通過する空気量が換気量に比較して少ない
ことから部屋全体に対して新型コロナウイルス対策に充分効果があるかどうかは不明です。
利用する際には人の近くに設置することなどが必要となります。
マルシチの家のように、換気がしっかりしている建物ではない方も
窓を開けるなど、しっかりとした換気をして
新型コロナに打ち勝っていきましょう。
<参考文献>
2020年3月23日 空気調和・衛生工学会と日本建築学会による発表
新型コロナウイルス感染症制御における「換気」に関して(緊急会長談話)
https://www.aij.or.jp/jpn/databox/2020/200323.pdf
より一部抜粋
マッハシステムで高効率な換気は「マルシチの家」
営業部 井戸宗一郎
2020.6.1