室温と体感温度
台風21号が去ったと思ったら、急に寒くなり、体調を崩された方も多いのではないでしょうか?
特に住まいの断熱・気密が適切になされていない場合には・・・
★寒い日には、室内の熱が屋根や天井、壁、床などから逃げていきます
★外気の影響を受けやすい外壁近くと部屋の中央部では温度差が生じます
このような住宅の場合には、室内に設置された温度計が指し示す値が快適温度を指し示しているにも関わらず、実際には寒く感じることがあります。これが体感温度です。
体感温度は、室温だけに影響を受けるわけではなく、身のまわりの物から放出される輻射熱(赤外線)によっても大きく変化します。そのため体感温度を上げるためには、室内の床・壁・天井及はもちろん、家具なども含めて室内の全てが快適な温度に保たれ、温度差がない状態になっている必要があります。
【室内の体感温度と熱放射】
※図の出展:株式会社CORE様ホームページ
・・・と、ここまでは一般的によく聞く話です。もちろん、断熱・気密・換気のバランスがとれた「マルシチの家」では、断熱・気密ラインの内側である室内全てがほぼ一定の温度に保たれているため、輻射熱による影響は最低限となり、室内は体感的に快適に保たれています。
このことにプラスして、体感モデルハウス「木楽」「ソラーナ」で実際に感じていただきたいのは、内装仕上げ材の「触感による温度の差」です。
モデルハウスでは、放射温度計を用いて、建物の各部位(床・壁・天井・床下など)の室内温度をお客様ご自身で計測いただき、体感していただくのですが、実際に同じ温度だったとしても同じ温度に思えない時があります。柔らかい、空気含んだコルクの床と硬いタイルの床では、同じ温度でも硬い素材の方が冷たく感じます。モデルハウスでは、桧、パイン、栗、ナラ、御影石、籐、コルク、畳、クッションフロア、合板フロアなど、実際にその違いを体感していただくことができます。
「住み心地」は建物の構造や断熱・気密・換気空調によるところが大きいですが、1つ1つの素材選びや窓の形状や位置による太陽熱の取り入れ方など、それ以外に影響を受けるところも大きいです。
寒い時期は、建物の性能の差が分かりやすいです。是非、モデルハウスにて「マルシチの家」の住み心地を体感してみてください(#^^#) また、その際には床材による体感温度の違いも実際に感じてみてくださいね!
オール外断熱の住まい「マルシチの家」
専務取締役 杉山 浩子
2017.11.1