冬の生活には欠かせない加湿器

皆様、年末年始はゆっくり過ごされましたか?
私個人としては、年末に埼玉に住む妹家族が2年ぶりに帰省し、久しぶりに家族全員が揃った嬉しいお正月となりました(*^-^*)
さて、雪が降るなど、年末から寒い日が続いています。そうなってくると気になるのが、空気の乾燥です。
室内温度を温かく保つため、暖房すると、さらに空気が乾燥してしまいます。
そこで、冬の生活に欠かせないのが加湿器です。家全体の換気空調を行う全館空調マッハシステムでは、加湿器を24時間ご使用いただくのを基本としていますので、加湿量が大きく省エネな気化式加湿器をお勧めしています。
【加湿器の種類】
加湿器の種類 | メリット | デメリット |
超音波式 | ヒーターを搭載していないため本体が熱くならず、室温に影響を与えません。本体価格が安く、電気代も控えめ。ディフューザーのようにアロマオイルを入れ、香りを楽しめるものもあります。 | 水蒸気ではなく水の粒子として放出するので、手入れを怠り、タンクやトレー、フィルターに雑菌を繁殖させてしまうと、そのまま水滴に載せて雑菌を空中に放出される可能性があります。 |
スチーム(加熱)式 | 水を沸騰させるため、菌が繁殖しにくく衛生的です。ヒーターを使って高温の蒸気を放出するため、室温を上げる効果もあります。加湿能力は抜群で、短時間で湿度を上げることができます。 | ヒーターの加熱に電力を使うので、電気料金は高くなってしまいます。また吹き出し口が熱くなるため、蒸気に触れたり転倒させてしまうと火傷のリスクを伴います。蒸発スピードが速い分、カルキが付着しやすく、吹き出し口などに付いたまま放置していると加湿能力の低下につながる場合もあります。 |
ハイブリッド(加熱気化式)式 | 温めた風を当てることにより、スピーディーな加湿が可能。フィルターに風を通し気体として放出するので、水の粒子が小さく、雑菌の放出が抑えられるほか、加湿した風を遠くまで届かせることができます。 | ヒーターを搭載する分、気化式より消費電力が大きく、本体価格も高くなります。 |
気化式 | ハイブリッド式と同様に、フィルターに風を通し気体として放出するので、水の粒子が小さく、雑菌の放出が抑えられます。ヒーターレスなので電気料金がほとんどかからず、熱くならないのもメリットの1つです。 | 加湿能力を得るためには送風量が多くなりがちです。モデルによっては、モーター音やファンの風切り音がうるさく感じることもあります。 |
マッハシステムの取扱説明書でオススメしている機種は、FE-KXF15(パナソニック製)です。こちらは、本社ショールーム、モデルハウス「木楽」「solana」でも使用しています。定格加湿能力1,500ml/h、DCモーター搭載の気化式加湿器で、少ない電力で効率よく加湿します。
ただ長年使用していると、加湿フィルターが縮んだり、回転ローラーや水受けトレイにカルキが付着して、清掃が大変(>_<) もちろん、1週間に1度などこまめに清掃していれば、そこまで汚れがこびりつかないものの、その手間はかかります…。
そこで、清掃して使うの逆の発想とはなりますが、お手入れが楽で、衛生面に配慮した加湿器があると聞き、事務所でダイニチ製加湿器を今年の冬から試しに使い始めました。お勧めしているパナソニック製品と同じ加湿量のあるHD-154という機種で、清掃性が良いこと、タンク容量の大きさが3L大きいこと、ハイブリッド式であることが大きな違いです。ハイブリッド式とはいえ、エコモードは温風を使わない気化式での運転となります。また、湿度が30%を切るなど、過乾燥の時には標準モードで使用するなど選択肢が広がるのも嬉しいですね。
さて、肝心の機器本体の違いですが…、ざっくりとこんな感じです!
【FE-KXF15(パナソニック製)】
外形寸法(幅×奥行×高さ): 445×350×410mm
加湿方式: 気化式
※定格加湿能力1,500ml/h
タンク: 4.5L×2個(合計9L)
加湿フィルタ(筒形の布フィルタ): 1か月に1回お手入れ、10年を目途に交換
※トレイは機械の背面より取り出し
【HD-154(ダイニチ製)】
外形寸法(幅×奥行×高さ): 450×348×410mm
加湿方式: ハイブリッド式(気化式×温風気化式) ※エコモードは気化式
※定格加湿能力1,500ml/h
タンク: 6L×2個(合計12L)
抗菌気化フィルタ(青のフィルタ): お手入れサインの点灯した時にお手入れ(2週間に1回)、5年を目途に交換
水受けトレイ(透明プラスチックトレイ): シーズンごとに交換
※トレイは機械の前面より取り出し
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ここからはあくまでも私の意見となりますが、衛生面ではダイニチ製の方が断然オススメ! 連続運転という面ではタンクが大きいダイニチ製の方が良いのですが、その分水を入れる時間も長く、持ち運びもタンクが重たくて大変…(>_<) また、ダイニチ製のタンクはフタが閉めづらく、閉まり切っていない時には水を床に垂らしてしまうこともあります。(パナソニック製のタンクではあまりそのような状況になったことはありません)
どちらも、全館空調マッハシステムとの相性は良い加湿器となりますので、普段の使い勝手や清掃性などをご考慮いただき、良いと思った方をご採用いただければと思います★
もちろん、加湿器にプラスして、室内で洗濯物を干していただくことも湿度対策として有効です。しかも、カラッと乾くので家事面でも嬉しいです。
最後に、お昼休みに家に帰った際、加湿器の上で風船がユラユラ浮いていて、甥っ子が大興奮していました(笑)。風を吹き出しているので、一時的に風船が浮くのは理解できるのですが、きれいにずっと浮いた状態になるとは知らなかったので、びっくりしました!
専務取締役 杉山 浩子
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Amebaにて、丸七ホームのブログを始めました!
ホームページよりも少しフランクに、「マルシチの家」の住み心地や家づくりのことなどを書いています。良かったら、ご覧下さいね!
2022.1.15