住まいの空気と換気
家づくりを考える際、住まいのデザインや間取りなどに目が向きがちですが、今一度、考えてもらいたいのが「住まいの空気」です。
住まいが正しく換気されていないと、埃やカビなどで、室内空気が汚染されてしまう恐れがあります。また、換気がきちんとなされていても、外の空気がPM2.5、黄砂、花粉などでの汚染物質で汚れていたのであれば、私たちの健康に悪影響を及ぼす恐れがあります。
特に近年、世界的レベルで重大問題となっているPM2.5。
中国の隣国である日本への影響は思いのほか大きく、天気予報と一緒にPM2.5予報が発表されているほどです。PM2.5は、粒子の大きさが非常に小さく(髪の毛の太さの1/30程度)、呼吸によって肺の奥まで侵入してしまいます。そのため、慢性気管支炎のような呼吸器系疾患だけでなく、循環器・消化器系疾患、ドライアイなどの眼疾患、がん、既存のアレルギー疾患の悪化など様々な健康被害の原因となってしまうのです。
人は1日あたり、約14,000Lの空気を吸っています。1日の大半を過ごす住まいだからこそ、「室内の空気」についてきちんと考えていただきたいと感じています。
良質な空気の住まい「マルシチの家」
専務取締役 杉山 浩子
2018.2.17