マルシチの家の地震対策1
今年の元旦は能登半島地震の衝撃的なニュースに心を痛める事となりました。
マルシチホームが本社を構える春日井・名古屋エリアでは、近未来に予測される南海トラフ地震の影響もあり、今回の地震でも、弊社にお問い合わせを頂いたり建築のご相談にいらっしゃるお客様も地震の対策についてより関心を持たれる方が増えたように感じます。
さて、マルシチの家では全棟において、標準仕様で軸組工法用ブレース【ブレースリーK型】を採用しております。
こちらは、国土交通大臣認定での壁倍率の取得し、新幹線にも採用されている日本軽金属グループのアルミを使用したブレースとなっており、地震の揺れを最大88%軽減させます。
安心その1.本体は固いアルミ、デバイスは粘りのあるアルミを使用しており、点検の出来ない壁内でもサビ等に強い耐久性のあるアルミを使用することで、完成した後も安心です。※1
安心その2.アルミは温度の影響をほとんど受けないので、暑い夏や寒い冬でも性能を発揮するので安心です。※2
安心その3.繰り返す大きな地震でも安心です!
そもそも、マルシチの家の壁内は温度・湿度が居室と同じように管理されています。
つまり、壁内結露のリスクが驚異的なほど軽減されています。
壁内に設置するブレースには主に
・油圧式
・ゴム式
・金属式
の3種類に分類されるかと思いますが、マルシチの家の採用には【金属製】から選定をしています。
そこには、※1、※2の安心ともつながる明確な理由があります。
それはなぜか?
壁内に設置したブレース、ダンパーは内装が完成すると将来に渡って、その状態をほぼ目にすることは出来ません。
壁内を定期的に点検できればまだしも、確認できないまま、もし!大きな地震に見舞われたいざというときに
・油圧の油が漏れていた、固まっていた…
・ゴムが硬化していた、劣化していた
では、完成時の本来の性能が発揮できない事に繋がってしまいます。
ゴムが硬化しないか?油が漏れないか?
私たちはここを非常に不安に感じます。
特に結露を抑えられない建物での壁内なんてもってのほかです。
※1,2メーカーが打ち出す、安心その1、安心その2.の
『点検の出来ない壁内でもサビ等に強い耐久性のあるアルミを使用することで、完成した後も安心です。』
『アルミは温度の影響をほとんど受けないので、暑い夏や寒い冬でも性能を発揮する』
などは、逆に一般的に住宅の壁内は暑い夏と寒い冬では温熱環境が全く異なり、壁内結露のリスクがある場合に金属は錆びやすい。とわかっているからこその打ち出しではないでしょうか?
逆にマルシチの家の壁内の温熱環境が部屋と同じく常温である事、壁内結露のリスクが恐ろしく低い事
これは過去の物件の事例からも、高い自信を持っています。
築20年のお客様の住宅を水廻りのリフォームで解体した際に壁内の木材が、新品同然でカラカラに乾いている事や
床下にカビなどが全く発生していない事など、外断熱やマッハシステムの環境下では
壁内で結露するリスクが驚くほど低い事を自信としています。
であれば、金属製のブレースの唯一の不安である【サビ・腐食】への不安が無くなり、
選択肢として金属製>ゴム・油圧 となっている訳です。
ブレースリーが標準仕様の理由がご理解いただければ幸いです。
2024.1.29