全館空調とプラモデル塗装

昨年8月にお引き渡しをしました春日井市K様邸(グレージュインテリアの住まい)に昨日お伺いしました。
生活を始められてから気が付いた細かな不具合を解消すると共に、家づくりのエピソードや住み心地なども伺いました。
今回特に気になっていたのは、「プラモデルの塗装を行った時に、住まい全体に塗装の臭いが回らないか」ということでした。
住まいの計画段階より、趣味のプラモデルを塗装する際に、かなりの臭いを発生すること、専用の換気装置(排気設備のみ)まで必要なことをお伺いしていました。
全館空調マッハシステムでは、新鮮な空気に、住まいの戻り空気をMIXし、温度調節した上で、床下・各室・小屋裏に空気を送っています。そのため、きつい臭いの場合、その対策がしっかりと取られていなければ、家全体に臭いが回りやすくなることを懸念していました。
K様邸では、塗装ブースの電源コンセントと、給気の機械をスイッチで連動するようにつなげると共に、給気口とブースの位置関係にもこだわりました。
ご訪問させていただいた際には、エアブラシにシンナーを入れて、どのように臭いが回るかの実験を行っていただきました。
「臭いがうまく抜けなかったらどうしよう…」と不安に思っていましたが、思っていた以上に臭いが気にならず、結果としては大成功! ここで臭いが回った際には、一続きの空間にある窓を開けて給気を補い、ドアのアンダーカットも塞いでもらうことまで考えていましたが、それも不要でした(笑)。
今後は同じ趣味をお持ちの方にも、安心して換気計画をご提案できそうです! 改めて、このような勉強の機会を与えてくださったK様、ありがとうございました。
また、この実験以外にも、家づくりのエピソードや住み心地についてもお伺いしてきましたので、是非、お住まい訪問記も併せてご覧ください♪
代表取締役社長 杉山 浩子
2025.3.2