ダイニングテーブル
自宅のダイニングテーブルを新調しようと思い、最寄りの家具屋さんに行きました。
5人家族の為、6人掛けサイズのテーブル(7点セット)を探しましたが、テーブルが気に入っても椅子がいまいち、
椅子が気に入ってもテーブルがいまいち。セットではなく別々で考えようとしましたが、数が少なく中々決まらず、
その日は見るだけで終わりました。
あまり幾つもの店を見て回るつもりはなかったので、妥協するか~と思っていましたが、特注する事も考えました。
自分で作るという選択肢もありましたが、それだと何か月、何年かかるかわからんな~。家族からも反対されました。
そこで、木工をやっている知人にお願いしようと相談することに。
予め電話で話をしておいて、初めは欅の1枚板で出来ないか?と思い、持っている材料を見せてもらいました。
厚み50㎜、幅800~900㎜、長さ1850㎜の1枚板があり、これだ!と思いましたが、一部に腐れがあり、あまり良くないぞ
と言われました。その部分を埋めれば何とかなりそうでしたので、これでもいいかな?!と決めかけましたが、知人と
してはお勧め出来ないとの事だったので、止めて他を探しましたが、予算に見合った物は無く(良い物は有りましたが、
予算の3倍以上だったので諦める)、欅の1枚板は断念。
欅じゃなくていいから他の材でと話していましたが、知人から、製材屋に前曳いた欅が有るからちょっと見に行こうか
という事で、私も知っている製材屋さんに行き、製材して数年経った幅450㎜程の欅を見せてもらい、2枚剥ぎにしよう
となりました。1枚板の方が見栄えは良いですが、欅はとても暴れる木なので、たとえ乾燥していても反り、捻じれが
出ます。2枚、3枚と剥ぎ合わせる枚数を多くすれば狂いも少なくなるだろうと。(1枚板でも、目がおとなしく、乾燥した
材料ならば狂いは少ないです)
実際材料は桟切りして積んであったので、木柄は見ていません。銘木屋さんで手間暇かけて養生した材ではありませんが、
間違いなく1点物です。
家具屋さんで見てきたテーブルよりはうんと高い物になりましたが、出来上がりが待ち遠しいです。
高断熱・高気密で快適な空間の家
丸七ホーム㈱ 工事部 井戸和彦
2022.4.19