おうちの修繕
2回目となる、コロナ禍でのゴールデンウイーク。コロナ禍前とは過ごし方が全く違う、そんな方も多いのではないでしょうか? 私も以前は気分をリフレッシュすべく、山や海に出かけるのがゴールデンウイークにおける定番の過ごし方でした。
昨年はどんなウイルスかの情報が少なく、不安とストレスのため、特に「これをした」という記憶もないままに過ごしてしまいましたが、今年は今まで目を瞑りながら過ごしてきた、住まいで一番気になる所を直そうと決心。学生時代に建て替えられた住まいも、気が付いたら、すでに築21年。頻繁に使うところは傷みが目立つようになってきました。
中でも、私が一番気になる所。それはキッチンです。
キッチン自体は気に入っているので、これから少しでも長く良い状態で使うために、気になる所の補修を行いました。
たとえば、引出収納。ついつい、たくさん入るからと言って、お皿やお鍋を入れすぎていませんか?
我が家ではその状況が長年続いたため、引き出しのレールに負荷がかかり、最後まで引き出すと、とうとう下がるようになっていました(^^;)
そこで、すべての引き出しを外し、キャビネットの内側に固定されたレールのビスを締め直したり、追加できるようであればビスを追加するなどして、レールの補強を行いました。
※我が家のキッチンにはブルム社のレールが使われています。キッチンによって採用されているレールは異なりますが、引き出しを外すと写真のような受金物がついています。今回は、赤丸で囲った箇所のビスを締め直し、部分的に補強を行いました。
また、物をたくさん入れていなくても、長年引き出しの開閉を繰り返すことで、レールを留めつけているビスは少しずつ緩んでいきます。そのため、たまには引き出しを外してレールを固定しているビスを締め直してあげると良いです。
引き出しのリペア以外にも、シート貼りの表面材が剥がれかかっている扉がいくつかありましたので、ボンドで再度貼り直しました。買った時の状態に戻すことはできませんが、悪くなったところをその都度直してあげることで、傷みの進行を遅らせることはできます。
そして、ここで重要なのはリペアのタイミングです。「傷んだな」と感じた時にちょっとだけ手をかけてあげることで、手遅れになってしまうことを防ぐことができます。
家づくり豆知識のメンテナンスコーナーでは、そんなお手入れの方法やメンテナンスのタイミングについてご紹介しています。ぜひ一度チェックしてみて下さいね。
専務取締役 杉山 浩子
2021.5.6