固定観念に囚われない
先月、滞在2日間という弾丸ではありましたが、青年会議所の世界会議でインドのゴアに行ってきました。
インド=必ずお腹を壊す
実は、この図式が自分の中で強くインプットされていて、行くことを決めてからも、本当に行くのかな…と気持ちがついていかない状態でした。行く前日には、万が一に備えて栄養補助食品を買い込み、スーツケースの1/5はおそらく食料だったと思います(笑)
ゴアへの行き方はいろいろありますが、タイのバンコク・インドのムンバイ経由で入りました。そもそもインドに対してはマイナスイメージしかなかったのですが、ムンバイの空港に到着したあたりから「なんか違う・・・」と意識変化が現れます。
写真はムンバイのチャットラパティー・シヴァージー国際空港です。まるで、ジブリの世界に入り込んだかのようなインテリアデザインです。日本の空港よりも、よほど雰囲気があります。しかも、きれい・・。
固定観念に縛られていることで、その国そのものの良さや発展に心を閉ざしていたことに気が付きました。
そして、ゴアに到着。犬が道路に寝そべっていたり、牛が道路を闊歩していたり、物売りの人がしつこかったり、舗装されていない道路が多かったりと、いかにもインドという側面もありましたが、水道水が中国よりも臭くなくキレイだったこともあり、安心して現地の食事が食べられました。
2日間だけではありますが、インド滞在中に体調を崩すことなく、日本にいるよりもはるかに元気になって帰国することができました(笑)。思い込みで、物事を測るのは良くないと痛感です。
この「固定観念」や「思い込み」は日常生活にもありふれていて、ついつい私たちの頭を固くさせてしまいます。
特に住まいの設計においては、柔軟な考え方が必要です。強い構造・使い勝手の良い動線・魅力あるインテリア・暮らしやすさなど、全てを満たして、はじめて「心地いい家」となります。そして、注文住宅では固定観念に縛られることなく、ご家族ごとに合った最適な形を見出す力が必要です。
インドへの旅は、固定観念に囚われることが視野を狭めてしまっていることに改めて気づかされた良い機会となりました。
良質な空気の住まい「マルシチの家」
専務取締役 杉山浩子
2018.12.2