マルシチの家造り
こんにちは。残暑というにはあまりに暑い日が続き、痩せてもいいはずなのに逆に太り気味の営業井戸です。
近年、高気密高断熱とか全館空調という言葉は当たり前になりましたが、マルシチで高気密高断熱の住宅造りをはじめた30年近く前には
「どうもマルシチは発泡スチロールの家なんかを建て始めたぞ」
「プラスチックのサッシなんか使ってるらしいぞ」
言葉の裏側にある「あんなのは日本建築じゃない。もうあそこはダメだ。」と言ったネガティブな感情が伝わる事もしばしば。
それでも住み心地の良い家とは何か?を愚直に追求し続けた結果、ようやく今では世間も
省エネ、断熱という言葉だけでなく、熱還流率、伝導、輻射、対流などなど、建築用語というよりは科学の言葉が溢れてくる時代がやってきました。
二十数年前に、ハウジングセンターで「高気密住宅!なんとC値1.0!」というのぼりが上がる時代に、マルシチの職人はC値0.4cm2/m2程度で建て続け、今ではほぼ0.1~0.2cm2/m2の施工能力になっています。
※C値は古いという方もみえますが、隙間を極限までなくすことに流行り廃りは関係ありません。
『なぜ気密の規定は消えたのか』などで検索してみると裏側が少しはのぞけるかも?
断熱性能を上げ、気密性能を上げ、しっかりと換気を行う。
これは構造を安定した環境に置き、長持ちさせるためにも非常に重要な条件です。
「高断熱高気密住宅というのは、エアコン1台もしくは2台だけで快適な空間をつくることができる。家の性能が高いから、エアコンの台数を減らせるのだ。」
-東洋経済ONLINE 日本の住宅が「暖房しても寒い」根本的な理由 竹内正義氏 より抜粋
https://toyokeizai.net/articles/-/347703
いかなる空調機器を使おうと、器の性能が低ければそれは即『光熱費』に跳ね返ってくることでしょう。
当社のオール外断熱工法で断熱、気密を高めると同時に熱の伝導を抑え、
大風量・小温度差空調のマッハシステムで気調します。
マルシチは実際に住んでいらっしゃるOBの皆様にアンケートで電気代をお聞きしています。
30坪40坪クラスの建物であれば、生活すべてを15000円/月程度の電気代で賄ってみえる方がほとんどのようです。
残念ながら、建物の性能を上げていない中で全館空調を導入していればそれでおさまりはしませんので、
結果的に、「30,000円/月以上かかるよ!」といった口コミにつながり、マルシチの家も電気代が高いと思われる方も、いらっしゃるようです。
もっと住宅の性能の考え方が変わっていく事を望みます。
構造、断熱、気密、換気などは人で言えば、骨であり内臓です。
内観、外観、意匠は、髪型であり服装であり、お化粧です。
デザインが良ければそれでいい。という事にはなりません。まず、中身をしっかり作った上で、
その方の好みのデザインに近づけていく事が大切です。
マルシチの家は、皆様の住みごごちが快適で長く続くよう考えられています。
興味がある方は、一度お話にお越しください。いつでもお待ちしています!
来月は完成見学会が開催されます。※北名古屋市にて9/18,19,20の3日間
真夏の完成見学会で、開発元のマッハシステムを是非、ご体感ください。
マルシチの家・マッハシステム 営業部 井戸
2021.9.2