マッハシステムのメリット、デメリット
弊社はMaHAtシステム(マッハシステム)の開発元であり、自社の建築には全てこのシステムを取り入れています。
一般の全館空調と、どう違うの?という方もみえますので、
今回、わかりやすくメリット、デメリットのいくつかをお伝えしたいと思います。
・ダクトが太い(一般には100~120mm)のダクトを使用する全館空調が多い中、150mmのダクトを使用しています。
これは施工しやすさ、廉価性を考え、5cmや8cmのダクトを使用しているところもある点を考えると、
かなり太いダクトを使用していると言えます。
150mmのダクトの断面積は50mmの9倍、80mmの3.5倍以上となります。
・それぞれのダクトにDCファンを設け、ファンの力で送風を行っている。
太いダクトを用いたシステムに、ファンで送風することで、大風量小温度差を可能にしています。
従来の全館空調は機械自体の力でダクトに送る為、分岐すればするほど先細りになってしまう所がありました。
マッハは、ファンで送風するため最後まで風量が届きます。
>ダクトを分岐するデメリットを知りたい方はこちらのリンクをご一読ください
・壁掛け用のクーラー(一般的なリビングに使用するもの)を使用している。
壁掛けエアコンで家を丸ごと冷暖房しますので、部屋ごとにエアコンをつける必要がありません。
多くのエアコンを使用すると、電気代がかさむのもありますし、将来壊れた時には、台数分のメンテナンス(買い替え)費用が発生します。
住宅を完成した時には見えてこない金額なので、お客様の負担を後に延ばす事になるでしょう。
ここに触れない営業はちょっと悪質ですね。
・全館空調は、大型の冷暖房機が動いていると考えると、送風口からは設定温度より、
夏は低め、冬は高めの風が出ています。
これが夏のクーラーが苦手な方が多い原因の1つと言えるでしょう。
暑い中で、23℃の冷房をかけた場合、23℃の風が出るわけではなく、
14℃とか16℃とかという、冷たい冷気を出して、部屋の熱気と混ぜることで23℃に近づけます。
身体にあたる風はもはや冷風ですね。
マッハシステムでは、空調室の中では同じ現象が起きていますが、
空調室でミキシングされ、温度を整えた空気が送られますので、
23℃の設定であれば、お部屋の送風口からは、ほぼ同様の温度が吹き出されています。
これが、クーラーをつけたまま寝ても、体調を崩したりにつながらない理由です。
マルシチの体感モデルハウスにしていただくと、最初に涼しく感じたままで過ごせます。
30分、1時間お話していると肌寒くなるようなモデルハウスとの違いを体感してみて下さい。
・残念なことですが、クーラーを使用した冷暖房は、冬に過乾燥におちいります。
40%を下る湿度になってしまう事も普通におきますので、冬には乾燥対策が欠かせません。
空調室の前あたりに、大きめの加湿器を置いて頂くことで、湿度を上げて頂きます。
逆に、梅雨や、冬の洗濯物でも、室内干しで十分乾きます。
これはメリットにもなっていますが、冬の過乾燥はデメリットでもありますね。
・住まれる方が極端な暑がりと寒がりの方の場合、それぞれに温度設定は出来ません。
理想は常に春や秋の状態にしておくことなので、過去にそういう心配をされたお客様もいらっしゃいましたが
通常の運転で住まわれた一年後、「心配無用だったね笑」とおっしゃって頂けました。
・冷暗所がありません。よく床下や床の間に、お漬物やワインを置いておくという方もいらっしゃいますが、
残念ながら、どちらも常温のスペースとなります。
床下も屋根裏も、廊下も玄関もトイレも同じ温度に近づくというのが、マッハの快適さのひとつです。
真夏にトイレで汗だくになっている方、冬の夜に寒くてトイレに行くために布団から出たくない、
冬の朝、足元にストーブを焚いて分厚い上着を着て、白い息でお弁当を作る、
もう、そんな生活はもうやめましょう。
実は、もっともっともっともっとメリットがあるのですが、
この先は、弊社体感モデルハウスにご来場いただき、言葉でなく、実際に体験して頂きたいなと思います。
皆様にお会いできる日を、楽しみにお待ちしております。
エアコン一台で家中涼しい マッハシステムの家造り
営業部 井戸宗一郎
2021.6.24