製材所&築11年目のOB宅見学会(2021.4.24)
4月24日、岐阜県内の国産材製材所と、同じく岐阜県内にある築11年目を迎えたOB様のお住まいを訪問するイベントを開催いたしました。
午前中は丸七ホームの兄弟会社である、株式会社丸七ヒダガワウッドにお伺いました。こちらでは、主に岐阜県産の桧や杉を製材しています。イベントでは、丸七ヒダガワウッドの神戸さん、安江さんにお世話になりました。
皮を剥いた丸太を、中心部分は「役物柱」と呼ばれる柱に、その外側は「造作材」と呼ばれる鴨居や敷居などを取るように製材します。
丸太をどのように製材するかは、製材機のオペレーターが、1本づつ状態を見極めながら決めているそうです。経験が物を言うんですね!
薄い板はフローリングや羽目板、更に端材は神棚の材料などに使われます。
こちらは乾燥機です。丸七ヒダガワウッドには6台の乾燥機があります。
例えば、柱が4寸(12センチ角)の仕上がりならば、13.5㎝で製材し、乾燥してから挽き仕上げをして12㎝角にします。
材の曲がり、乾燥による収縮から、このサイズで製材するのが一番「歩留まり(素材のサイズに対し製品の出来高の割合)」が良いそうです。
乾燥には高温乾燥と低温乾燥の2種類の方法があります。当然、高温乾燥は乾燥窯に入っている時間も短く、効率も良いのですが、色や香りが落ちてしまうため、丸七ヒダガワウッドでは色と香りにこだわり、「低温乾燥」を続けているそうです。
桧の原木(中心部分は杉に比べると白い)
土場で、桧と杉の違いを教わりました。木の切り口を比較すると、中心部分が赤い物が杉、白い物が桧です。皆さんご存知でしたか?
一通り、神戸さんと安江さんにご説明いただいた後、みんなでお礼を言って終了です。お2人の国産材への熱い思いをお伺いすることができ、とても良かったです。
弊社も、今まで以上に、国産桧・杉材をお客様にご提案しようと改めて思うきっかけとなりました!
製材所の見学が終わった後、昼からは築11年目を迎えるOB施主様のお宅に伺いました。
開発当初のマッハシステムや、11年経った外壁(オメガアクロフレックスという塗り壁を使用し、一部タイルで仕上げています)、内装がどのように変化したかをご覧いただきました。
外壁は、太陽光や風雨による劣化が見られました。建物を守る機能には問題ありませんが、所々でクラックが見受けられます。
外壁に比べ、内装には全くと言って良いほど劣化が見られませんでした。住まいの温度・湿度が年中一定に保たれていることで、内部の劣化が少ないことを実証しています。
そして、かわいいペット2匹がお客様を出迎えてくれました。ペットの臭いも全く気にならず、全館空調マッハシステムにより、室内がしっかり換気できていることを実感いただけたのではないかと思います。ご参加いただいた皆様それぞれに、気になっていることをお施主様にご質問され、とても有意義な訪問になったと思います。
ご参加いただいた皆様、今回のイベントはいかがでしたか。このようなご時世ではありますが、今後も家づくりをご検討中の皆様に、弊社の家づくりを実際にご覧いただく機会を設けてまいりたいと思います。本日は遠方まで有難うございました。
そして、ご協力いただきました丸七ヒダガワウッド様とOB施主様には、深く感謝申し上げます。今後とも、引き続き宜しくお願いいたします。
営業部長 杉山 昌弘
2021.4.26