「GX志向型住宅」対応の住まい

2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、住宅の省エネルギー化が急がれています。
政府(国土交通省・環境省)は、2030年に目標とする省エネ基準である「ZEH基準」を大きく上回る省エネ住宅として、「GX(グリーントランスフォーメーション)志向型住宅」の支援事業を創設しました。
「GX志向型住宅」とは、優れた断熱性能を有した住宅に、高効率の設備を導入し、太陽光発電などの活用で年間のエネルギー消費量をゼロにする住宅です。冷暖房や給湯、照明などで使う電力を太陽光発電などの再生可能エネルギーでまかなうため、長い目で見ると光熱費を大幅に削減できます。
GX志向型住宅・ZEH・長期優良住宅との違い
GX志向型住宅 | 断熱等性能等級6以上、一次エネルギー消費量35%以上削減 再エネ込みで一般地域は100%以上、寒冷地は75%以上削減 |
ZEH (ゼロ・エネルギー・ハウス) | 断熱等性能等級5以上、一次エネルギー消費量20%以上削減 再エネ込みで一般地域は100%以上削減 ※Nearly ZEHの場合は75%以上100%未満削減 ZEHOrientedの場合は20%以上削減 |
長期優良住宅 | 断熱等性能等級5以上、一次エネルギー消費量等級6以上 ※エネルギー消費の観点ではなく長期にわたり住宅を良好な状態で使用するための対策が実施された住宅 |
(断熱等級について)
※図の出典:一般社団法人 住宅性能評価・表示協会発行「新築住宅の性能表示制度 かんたんガイド」
GX志向型住宅もZEHも、電気やガスなどの消費量を、太陽光などでつくるエネルギーで補い、年間のエネルギー収支を実質ゼロ以下にする住宅ですが、GX志向型住宅は、ZEHよりもさらに高い省エネ性能を求められています。
省エネ住宅に対する補助金制度 ~子育てグリーン住宅支援事業~

※詳細については、子育てグリーン住宅支援事業のホームページをご確認ください
「マルシチの家」住まいの性能
「マルシチ」の家は、標準のオール外断熱仕様で断熱等級5をクリア、内外のダブル断熱仕様で耐震等級7相当を実現しています。
~断熱性能~
丸七ホームが、基礎から屋根までのオール外断熱の家づくりに取り組み始めてから30年となります。
住まい全体をお饅頭のように断熱材で外側から覆った「マルシチの家」は、外気の影響を受けにくく、住まいの温度差が小さくなるため、1年を通して、小さなお子様からお年寄りまで快適で健康的に過ごせます。この断熱工法は、断熱等級5相当(ZEH基準)となり、当時から現在に至るまで、弊社の標準的な仕様となります。また、断熱計算には含まれない、屋根の遮熱対策も同時に行っており、夏季の小屋裏への影響も少なくしています。

また、2014年竣工の体感モデルハウス「solana」は、このオール外断熱の仕様にプラスして内側にも断熱施工を行った建物であり、GX志向型住宅で求められている断熱等級7をクリアしています。

~省エネ・創エネ~
「省エネ」の高効率機器と「創エネ」の太陽光発電システムを効果的に組み合わせることで、一次エネルギー消費量を大幅に削減することができます。

丸七ホームがパナソニックエコシステムズ株式会社様等の技術協力を得て開発した「全館空調マッハシステム」は、家の中に1畳程度の大きさの「空調ユニット」を設け、汚れた空気をろ過して美しい空気だけを家の隅々まで送り届ける仕組みで、たった1台のエアコンで、家中の温度と湿度を管理できます。

弊社の全館空調が他社と大きく異なるのは、1階の床下、オーバーハングとなっている2階の床下、屋根裏空間までも換気空調を行っている点です。その結果、床暖房がなくても冬は足元まであたたか、夏も天井や屋根からの輻射熱を感じることなく快適に過ごせます。放射温度計で、床や天井を計測してもほとんど差がありません。

体感モデルハウス「solana」の温度・湿度・消費電力は、ホームページ上でリアルタイムで更新しています。実際の数値にて、「マルシチの家」の性能をご確認ください。また、数値だけでは分からない住み心地は、ぜひ体感モデルハウスや完成見学会等のイベントにお越しいただき、実際にご体感ください。
2025.3.4